立春
まもなく春がおとずれます。
今朝の気温は6度でした。まだまだ気温も低いのに春なんてだいぶ先の様に感じる方も多いかもしれません。
しかし、もうすぐそこまで春の足音は聞えてきています。
立春です。今年は2月4日です。
立春は春の始まりという意味があり、季節の上では1年の始まりともされています。
昔は農業を行ったり、植物や生物の変化を知る上でとても重視されていました。
この考え方は「二四節気」といわれ、春夏秋冬をさらに6つの区分に分けた季節の変わり目を示すものです。
この最初の節気が「立春」になります。少しずつ陽気が盛んになり、万物が発生へと向かう時期です。
人間の身体も季節に対応するために徐々に活動的になっていきます。
しかし、寒暖の激しさや冬の間に無理をしたために体調を崩しやすい時期でもあります。
体温を一定に保つために体温調節中枢が働きますが、食物から取った全エネルギーのうち約75%ものエネルギーが使われています。
つまり胃腸の働きによる消化や吸収も体温の維持にはとても重要です。
飲食の不摂生や生活習慣の乱れが繰り返し行われると調節機能の働きも低下しやすくなります。
また花粉の飛散も多くなり、鼻水・鼻づまり・目の痒みなどの症状に悩まされる方も出始めます。
このような体調不良は身体の働きのバランスの乱れから起こります。
乾燥や冷えを防ぐためにも、温かい飲み物を意識して摂取し内側から温め胃腸の働きを活性化することが大切です。
季節の変わりめに体調を崩しやすい方は今のうちに身体のバランスを整えて春の幸先の良いスタートを迎えられるようにしましょう。
参考資料
2019ナースの教科書
2016-2019中国語スクリプト