お灸で血行改善。家でも出来るセルフケア灸
1.血流改善すると何が良い?
普段生活・活動していく中で特定の部分に負担がかかると疲労がたまったり痛みが出ることは実感することが多いと思います。
これを食事から摂った栄養を元に身体の代謝が活発になることで修復作業や自然治癒力が充分働きます。
身体の隅々まで栄養が送られないと修復が進まなかったり、疲労が抜けにくい身体になりやすいです。
血行が改善されると新陳代謝が活発になるため、様々な症状の改善も期待できます。
1.お灸て何?
艾(もぐさ)と呼ばれるものを使用します。よもぎの葉を乾燥させたものを精製して作られます。
適度な大きさに捻り、皮膚の上で燃焼し、温熱刺激を加えることで生体反応が起きます。
艾には燃焼した後に出る薬効成分が有り、(健胃、利尿、解熱、止血等)様々な効果をもたらします。
2.お灸をするとどんな効果があるの?
温熱刺激により細胞が活性化され、血管の拡張・収縮作用が起き局所的な充血・貧血の偏りを調節し身体の血流が促進されます。
血流が促進されることで、食物から摂った栄養を身体の末端までスムーズに送り届けやすくなります。
それによって新陳代謝が促され症状の改善が期待できる。
また艾を燃やしたときに香るチネオールという成分には鎮痛・消毒・殺菌・リラックス効果ももたらします。
僕自身も学生時代は風邪を引きやすかったですが、お灸を手足のツボに施灸するようになって風邪を引くことが極端に減り、症状が治まるのも早くなった実感があります。
3.効果的なツボ。
今回ご紹介するツボは足三里です
日本ではごくまれになってきていますが、アフリカでは現在も結核が流行することが有ります。
充分な医療を受けられない方が多く、その予防・治療の一環としてお灸を取り入れることで
感染率や重症化の減少といった成果を上げています。
4.自宅でできるセルフケア灸
薬局などにセルフケア用のせんねん灸があります。200個入りで3500円前後で(1個10~15円)手軽に手に入ります。
熱さの感じ方に分けて種類(ソフト、レギュラーなど)があるため、お灸が初めての方や肌が敏感な方はソフトから初めても良いと思います。
<施灸するときのポイント>
・1日1箇所、少量から始めます。
1箇所にたくさんお灸を据えたり、何カ所も据えれば効くというわけではありません。まずは1箇所や左右を1日交代で施灸から始めてください。
・熱さを我慢しない。
熱さを我慢すると刺激が強すぎたり、火傷をする恐れがあります。艾が徐々に燃え始め、温かさを感じたら無理をせずに外してください。
もし艾が燃え切っても熱さを感じない場合は1度取り外して、同じ場所に新しくもう一回施灸すると良いです。
今回は自宅でもできるセルフケアの一環としてせんねん灸をご紹介しました。
煙も少なく家の中でも出来るためご家族で免疫力を高める一つの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考資料
MOXAFRICA JAPAN https://www.moxafrica-japan.com/