052-753-9862

ブログBlog

Blog

052-753-9862

営業時間

月・火・木・金 9:00~12:00 14:00~20:00
水 9:00~12:00
土 9:00~15:00
(最終受付は営業時間終了の30分前)

定休日

日・祝日
(トレーナー活動や研修による不定休あり)

Home > ブログ > 自然治癒力て何?

ブログ

自然治癒力て何?

こんにちは、虹いろ鍼灸院の冨田です。

 

まだまだ残暑が厳しいですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今年の夏はコロナに熱中症に体調面で気にかける事が多くいつも以上に大変だったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

手洗いやマスク着用などの予防を行うのと同時に、気候が変化していく中で本来私たちの身体に備わっている「自然治癒力」を高めて行くことも忘れてはなりません。

 

 

 

 

➀自然治癒力とは

 

 

本来私たちの身体には、様々な機能により外的な要因から身体を守る働きがあります。

例えば、有害な物質や異物が体内に侵入しようとする際にバリアする機能があったり、細菌やウイルスを直接攻撃することで退治する機能、さらには傷ついた組織があれば元の状態に戻そうとする機能など素晴らしい力が備わっているのです。

 

 

 

 

➁様々なバリア機能

 

異物から身体を守るために様々な防御(バリア)機能が備わっています。

目・鼻・口・皮膚など様々な場所にセキュリティーが張り巡らされているために簡単には異物を体内に侵入させないようになっています。

今回は特に目と鼻のバリア機能について取り上げてみたいと思います。

 

 

(1)目は上まぶたにある涙腺や結膜部分から涙を分泌することで表面を潤して傷つかないようにしつつ、外敵から守っています。

3つの異なる層でなるべく長い時間表面に涙を留めながら、目を潤し乾きにくい構造になっています。

また他の部分に比べると比較的細胞の代謝が良いためウイルスが侵入しても涙と共に一緒に排出されます。

 

 

しかし、近年はスマホやパソコンなどを画面で見ることが増えています。

 

このときに画面を見ることに集中していると瞬きの回数が自然と減ってしまい乾燥しやすくなります。その状態では目を保護する涙の分泌量が減っているため、表面が傷つきやすくなってしまいます。

 

平均では1分間に15~20回の瞬きを行っているのですが、それよりも少ない回数になると目が乾きやすい。

 

また瞬きすることで眼球は上下に動くことで表面全体を掃除するような役割も備わっている。

この瞬きが不完全に閉じている人が多く、空気中の異物が残留して目の粘膜を傷つけやすくなってしまいます。

 

 

目の防御力を高めるという点において定期的に目を休め、瞬きを意識的に行う様にして目を乾かないようにする必要があります。他に目の周囲の筋肉の凝りを解消する意味でも温かく濡らしたタオルなどで血行を良くして、眼球を上下にゆっくり動かす運動をすることも効果的です。

 

 

 

 

(2)基本的に呼吸をするときは鼻から空気を取り込みます。

 

 

空気の温度と体温の温度差が激しい場合は1度鼻を介すことで空気の温度を調節してから体内へと取り込むことで体温の変化を最小限に抑えます。

 

また異物を粘膜や鼻毛で感知すると免疫機能が働き鼻水で洗い流そうとしたり、くしゃみをすることで体外へ押しだそうとします。鼻は空気の通り道であり呼吸においての最初の防御機構の入り口にもなっているのです。

 

 

呼吸の1分間の平均回数は15~20回で瞬きと同じ程度で子どもの場合はもう少し回数が多くなる傾向にあります。

Ⅰ時間で1000回程度、1日で2万回以上も行っていることになります。これだけの回数の防御機能を使っているのと使っていないのとでは大きく違ってきますよね。

 

 

 

 

普段口呼吸が習慣になっている方は身体に備わっている防御機能をわずに異物を体内へ侵入しやすくしていると言えます。就寝時は意識することは難しいですが、活動時は意識することで徐々に習慣化していくので改善していくと良いでしょう。

 

 

 

 

また次回は他にも備わっている口や皮膚の防御機能について取り上げたいと思います。

是非意識出来る部分は取り入れて、身体に備わっている防御機能を最大限生かしていきましょう。

シェアするShare

ブログ一覧