こんにちは！虹いろ鍼灸院の冨田です。

 

 

少しずつ温かくなってきて、春の足音が近づいてきましたね。身体も季節に順応するように活発になっていきます。

 

 

東洋医学では春の季節は「肝」との関わりが深く、肝がしっかり働くことでエネルギーを蓄え、必要な時に使うことが出来、全体的な循環がスムーズに行く様に調整されます。

このような働きが上手くいかずに肝が過剰に働こうとするとイライラや頭痛を引き起こしたり、不足すると目の疲れや筋肉の痛みなどが出やすくなるとされています。それを防ぐためにも日頃から摂取する食べ物で肝を滋養する事が大切になってきます。

 

今日は春の季節に取り入れると良い食材を2つ取り上げました。

 

 

 

 

 

一つ目は……

 

 

 

 

 

★イチゴ　　

 

　　「涼」の性質があり、身体の余分な熱を取り、潤す作用があります。5～6粒で成人のビタミンＣ摂取量に達する程ビタミンＣが豊富なため風邪などで食欲もなく免疫力が低下している際や身体に余分な熱があり、喉の痛みを感じる場合に有効です。また皮膚・粘膜の健康を保つのに有効です。他にも「造血のビタミン」とも言われる葉酸の含有量も多いため妊婦で初期の時期に食べる事オススメです。

甘い割に含まれるカロリーが少ないためつい1度にたくさん食べがちですが水分も多く含まれています。普段からお腹が緩い方や身体の冷えが強いなどは食べる量・頻度に注意が必要です。

 

 

 

 

 

二つ目は……

 

 

 

 

★春キャベツ

 　

漢名では甘藍（かんらん）とも呼ばれ不足気味の気血を補うと言われています。胃腸薬に入っている成分のキャベジンでもおなじみ、胃酸の分泌を抑えて胃の粘膜再生を促すビタミンＵが豊富に含まれています。とんかつなど油物によく添えられるのは胃の働きを助ける要素もあるため油物が好きな方は日常的に取り入れるのがオススメ。

熱に弱く水溶性のため生のまま食べた方がビタミン摂取には効果的。しかし1度にたくさんの量を摂取すると身体を冷やす事もあります。スープに入れて煮汁と一緒に取り入れるなど、調理法を変えることで身体の冷えを防ぎつつ効率良く摂取出来る方法をとりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

他にも春の旬の食材はたくさんあります。また効果と一緒にご紹介していきます。

是非旬の食材を意識して食卓に取り入れてみて下さい。