TVで取り上げられた東洋医学✨
こんにちは、虹いろ鍼灸院冨田です。
皆さんは年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか。
僕は年末年始のバタバタから少し落ち着き、また今年も身体や健康に関する情報を発信していこうと思います。
今年初投稿は、先日TVのNHKで東洋医学の鍼灸について取り上げられていた
「東洋医学ホントの力」についてです。
番組の中ではヨガや漢方薬など様々なものが取り上げられていましたが、中でも「刺さない鍼」というものが注目されていました。
鍼を受けたことがない方のイメージとして
「太い鍼を刺す」、「刺したら痛い」
という事がよくあげられます。
しかし、今回鍼の注目された部分は、「刺さない鍼」が身体に及ぼす効果やメカニズムについてです。
「刺さない鍼」とはどういうものかというと、シール状に貼るタイプのもので身体に貼る面に樹脂の突起が無数に出ています。これを痛みのある部位や筋肉などが硬くなっている部分に貼ると樹脂の突起が皮膚を刺激して症状が改善されるというものです。
番組の実験では肩こりに悩む12人の方が2週間添付し続けた結果どうなるかという実験が行われました。
なんとその中の12人中11人が症状の改善に成功したとありました。
90%以上の方に効果あり
と出たのです!!
では、なぜ鍼を刺していないのに効果があるのでしょうか?
それは、鍼で皮膚表面にある神経が刺激されることでそこから痛みを抑制する物質を送るように脳に情報を伝達し痛みを緩和します。さらに患部の周囲の神経の近くに分布する毛細血管を刺激して血流を促進し、疲労物質を取り除くのを促してくれるのです。
刺さない鍼には他にも小児などにも使用する「小児鍼」や皮膚に刺激を与えるのに特化した「てい鍼」もあります。
今回は患部のみへの刺激でしたが、全身を観察して施術をすることで慢性的な症状の改善に役立つことも明らかになってきています。
このように皮膚に刺激を与え神経から脳へ情報を送りそれが身体へフィードバックされる機能は、
腰痛や肩こり・膝痛以外の自律神経が働く内臓の機能へも充分効果が期待出来ます。
現在お悩みの症状があるけど病院に行くほどでもないかなと躊躇したり、どこに相談して良いかわからないなどお悩みの場合は1度鍼灸施術を取り入れてみるのも良いかもしれません。
次回は冬の時期に多い高血圧について取り上げていきたいと思います。
まだまだ寒い日が続きますね。身体を温めて乗り越えましょう~😄