血圧の数値どうみるの?
こんにちは、虹いろ鍼灸院冨田です。
春節も近づいて、暖かい季節が来るのが待ち遠しいですね。
今日は寒さなどで影響されやすい血圧についてのお話。
皆さんはご自身の血圧の数値を把握していますか?
そして高血圧といわれるのはどのくらいの数値かご存じでしょうか?
2019年のガイドラインではこのように規定されています。
<血圧が高いとされる値>
★家庭で測った場合→収縮時血圧≧135かつ拡張期血圧>85
★病院などで測った場合→収縮時血圧≧140かつ拡張期血圧>90
<正常な血圧の値>
家庭の場合は収縮時血圧<115かつ拡張期血圧<75(病院の場合は前者<120かつ後者<80)
それぞれの数値の間の場合は高血圧予備軍としてさらに2つのグループに分けられています。
収縮時血圧の数値が135以上の人全員が高血圧でしょうか?
実は1999年までは収縮時血圧<140、拡張期血圧<90までは正常。
高血圧と呼ばれていたのは収縮時血圧>160、拡張期血圧>95の数値だったのです。
これは研究などにより血圧が高い状態が続いてしまうと脳血管や心臓・腎臓への負担が増大して大きな病気のリスクになります。そして何度か見直しされて現在の数値になっています。
しかし、基本的に年齢によって血管の弾力が衰えたりするため、全身へ血液を送り届けるため血圧が高くなりやすいです。
これは生体の正常な反応にもみえます。
それ以外にも血圧が上がる仕組みはたくさんあります。
・塩分過多などで血液循環量が多くなった場合
・交感神経が過度に活性化することで血流増加した場合
・血液そのものの粘着度が高い場合
などが上げられます。
このような状態から身体の働きを一定に保とうとして血圧が上げられることも考えられます。
まずはご自身でも血圧がどのくらいかを把握するところから始めましょう!
血圧は1日の中でも変化し、感情の起伏や環境要因によって影響を受けることも考えられます。
1回の測定だけでは正確な数値が出せるとは限りません。
まずは
★決まった時間(朝・昼・夕)
★1週間
継続して測定しましょう。
その数値を比較してみることでより正確に把握することが出来ます。そして数値のばらつきがみられた場合は食生活や運動・睡眠などの生活習慣を見直すきっかけにつながるかもしれません。
健康作りの第一歩として取り組んでみてはいかがでしょうか?
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